【米国株動向】ウォール街が注目するAIソフトウエア銘柄2選 | モトリーフール米国株情報 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア

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モトリーフール米国本社 – 2025年7月20日投稿記事より

AIソフトウェア市場拡大へ 将来性が期待される2つの銘柄

人工知能(AI)は、静かに人々の日常生活に浸透しています。ゴールドマン・サックスによると、2025年時点で、米国企業の9.2%がAIを利用して製品やサービスを生み出しており、この数値は2024年の同時期の2倍に拡大しているとのこです。また、モルガン・スタンレーは、AIソフトウエアの販売額が今後3年間で580%増加し、2028年には4,000億ドルに達すると推計しています。

多くのウォール街のアナリストは、AI搭載ソフトウエアを展開するアップラビン[APP]とハブスポット[HUBS]は、そのトレンドから恩恵を受ける公算が大きく、以下の通り株価には大幅な上値余地があると予想しています。

・アップラビンをカバーする31人のアナリストが予想する目標株価の中央値は470ドルと、本稿執筆時点(2025年7月18日)の株価364ドルから29%の上昇余地があると示唆

・ハブスポットをカバーする38人のアナリストが予想する目標株価の中央値は750ドルと、本稿執筆時点(2025年7月18日)の542ドルから38%の上昇余地があると示唆

投資家がこれらのソフトウエア企業のどこに注目するのがよいのかをみていきましょう。

1.アップラビン[APP]

アップラビンはアドテック・ソフトウエアを開発しており、長年にわたり、ゲーム開発者がアプリケーションのマーケティングと収益化を行えるよう、サポートに注力してきました。最近では、電子商取引(eコマース)ブランド向けのアドテック・ソフトウエアも提供し始めました。同社のプラットフォームは「Axon」と呼ばれるターゲティング・エンジンを搭載しており、AIを活用してコネクテッドテレビやモバイルデバイス上で広告主のニーズと広告媒体からの供給をマッチングしています。

モルガン・スタンレーは最近、AIソフトウエア支出の増加から最も恩恵を受ける企業の一つとして、アップラビンを選出しました。アナリストは、「Axon」を「最高水準の機械学習広告エンジン」と呼び、プラットフォーム上でブランドに対して優れた費用対効果を提供していると評価しました。また、モルガン・スタンレーのレポートはアップラビン社内の制作エージェンシー、SparkLabs(スパークラボズ)にも注目しています。スパークラボズは、生成AIを活用して広告コンテンツを制作しています。

アップラビンは、好調な第1四半期決算を発表しました。総収入は40%増加して14億ドルとなり、広告セグメントの力強い成長によって、モバイルゲーム・セグメントの減収を相殺しました。一方、米国会計基準(GAAP)に基づく1株当たり利益(EPS)は149%増加し、希薄化後EPSは1ドル67セントでした。また、経営陣は第2四半期の広告関連収入が69%増加すると見込んでいます。

ウォール街のコンセンサス予想は、アップラビンの利益が2026年までに年率55%増加すると予想しています。そのため、現在の株価収益率(PER)が66倍であることは妥当と考えられます。特に、同社は過去4回の四半期決算でコンセンサス予想を平均27%上回りました。長期的な視点を持つ投資家には魅力的でしょう。

2.ハブスポット[HUBS]

ハブスポットは顧客情報管理(CRM)ソフトウエアを開発しています。同社のプラットフォームはマーケティング、セールス、顧客サービス、事業運営チーム向けの生産性アプリケーションで構成されており、コンテンツ管理や決済ソリューションも含まれています。ハブスポットは、中規模企業(従業員2人~2,000人)に特化しており、主に大企業向けにプラットフォームを設計している業界リーダーのセールスフォース[CRM]とは差別化されています。

ハブスポットは、AIエンジン「ブリーズ(Breeze)」をプラットフォームに組み込んでいます。これにより、顧客関係記録の要約、メール作成、ウェブページの構築、ソーシャルメディアへの投稿生成、顧客サポートの提供が可能になります。さらに、情報を分析して洞察を導き出し、セールス、マーケティング、顧客サービスのワークフロー全体で効率を改善するための提案も行います。

ハブスポットは、強弱が入り混じった内容の第1四半期決算を発表しました。これは、関税によるマクロ経済面の不確実性が影響したためです。顧客数は19%増加しましたが、既存顧客の平均支出は4%減少しました。その結果、収入は16%増加して7億1,400万ドルとなりましたが、非GAAPベースの希薄化後EPSは1ドル78セントと、わずか6%の増加にとどまりました。これは、製品開発への継続的な投資の結果、営業利益率が縮小したためです。

経営陣は、決算説明会でAI採用に関する前向きな進展を報告しました。最高経営責任者(CEO)のヤミニ・ランガン氏は、「過去1年間でコンテンツ管理・マーケティング・プラットフォームであるコンテンツ・ハブのアタッチ率(主力商品に付随して販売される比率)が3倍に増加し、顧客管理プラットフォームであるサービス・ハブの採用も、AIを組み込んだことにより改善した」と述べました。また、対話型AIアシスタントであるブリーズ・コパイロットを利用する企業数は前四半期に比べ、2倍を超える増加だったとアナリストに語りました。

ウォール街のコンセンサス予想は、ハブスポットの調整後利益が2026年まで年率19%増加すると予想しています。このため、本稿執筆時点(2025年7月18日)の予想調整後EPSに基づく66倍というPERは割高に見えます。しかし、筆者は同社の利益が予想を上回る速さで成長する可能性があると考えています。なぜなら、ハブスポットは過去4回の四半期決算でコンセンサス予想を平均10%上回っており、新たなAI機能を収益化することで、引き続き予想を上回る可能性があると考えるからです。

免責事項と開示事項 記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Trevor Jennewineは記載されたどの銘柄の株式も保有していません。モトリーフール米国本社はアップラビン、ゴールドマン・サックス・グループ、ハブスポット、セールスフォースの株式を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は情報開示方針を定めています。

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